ゆうがた、らったくんはお母さんのご飯を
待っている間、動物たちとはなをくんくんさせて
ばんごはんの当てっこを始めます。
カレー、スパゲティ、おすし・・・
それぞれの動物たちが、家について
お母さんとご飯を前にする時の幸せな表情が印象的です。
それを窓からのぞく「ぼく」の微妙な表情の
変化も読み手の気持ちとシンクロさせてくれます。
自分自身が子どもの頃、家に帰って玄関の戸を
あけた途端今日のばんごはんが何か分かって
嬉しくなって安心した気持ちを思い出し、
思わず読んでいて微笑んでしまいました。
それにしても衝撃的なのは最初のページの
お母さんのごろ寝のシーン。
本の内容からお母さんがうっかりやさんの性格なのかと
推測もされますが、みているこちらが恥ずかしくなります…。