ロシアの民話です。
子供が大好きな老夫婦がいました。
外で遊び回る子供達を見て
うちにも子供がいたらなーと思っていました。
真冬のある日雪だるまを作った二人は、
雪だるまに手足をつけ、顔も作りました。
すると手足を動かして
家のほうに歩き出したのです。
これがゆきむすめです。
ゆきむすめは優しくて利口な子だったので
すぐにたくさんの友達を作りました。
でも春が来て雪が溶け始めると
だんだんと外で遊ばなくなりました。
みんながむりやり連れ出して
一緒に木いちごを拾ったり、花輪を作ったりしました。
夜にたき火を飛び越える遊びを始めた時
とても嫌な予感がしました。
そっかみんなは雪でできてるって知らないか。
読んでいて妙な気持ちになりました。
あっという間の出来事でした。