ここに登場する生きものたちは、「レッドデータ」(絶滅危惧種)どころか、実際に絶滅してしまった種です。
まだ生きていると、探している人たちもいますが、純粋な種族はたぶんこの地球上ではもう見ることが出来ません。
とても残念です。
そういう気持ちを堅苦しい文章の解説ではなく、
モノクロで動物たちを大きくページいっぱいに描くことで、私たち読者に投げかけてくれている気がしました。
この絵が、1つ1つ本当に素晴らしかったです!
忘却の向こう側の世界とでもいうのでしょうか。
ぜひぜひたくさんの子どもたちに読んでもらいたいですし、読み聞かせやブックトークなどで、紹介していただけたらいいな〜と、思います。小学校の高学年くらいから、中学・高校生の皆さんにお薦めです。