ほわんとした優しい色使いと絵で、とっても癒される絵本です。
「どうぞのいす」というネーミングも、思いやりがあふれていて、大人が忘れがちななにかを思い出させてくれそうです。
おいていたどんぐりがいろんなものに変わっていくお話ですが、登場する動物たちにも興味津々な子どもたち。
小さな子どもたちは、動物や変わっていくものに興味を持っていたようですが、年長になると、「どうぞ」という言葉に惹かれるようで、「どうぞ」をよく聞くようになりました。
いすだけではなく、おもちゃや遊具など、いろんなものを「どうぞ」と譲る子どもたちの優しさを見て、素敵な絵本だなと感じました。