うさぎさんが作った小さないす。
誰でも座って休めるように、と、「どうぞのいす」という立て札とともに、木の下にいすを置いたところ、次々と動物がやってきて・・・。
最初にやってきたろばさんが、いすの上にどんぐりのかごを置いたことから始まった思いやりの輪。
「からっぽにしてしまっては あとのひとに おきのどく。」
どんぐりがはちみつに、はちみつがパンに・・・。
次々と入れ替わっていくかごの中身。
ようやくお昼寝から目覚めたろばさんは、かごの中を覗いてびっくり。
最後の一言には、思わずくすりと笑ってしまいます。
動物たちの優しさに、自然と気持ちも温かくなるロングセラー絵本。
忙しいとつい自分のことばかりになりがちですが、この絵本を読み、改めて、動物たちのように思いやりの気持ちを忘れず、日々を過ごしたいものだなあと思いました。
大切な人への贈り物にも、おすすめの一冊です。