「これ、息子大好きやねん」と借りてくるどうぞのいす。
温かい気持ちになれる素敵な絵本ですよね。
うさぎさんは小さい椅子に自分のしっぽみたいな小さい木を取り付けて、どうぞのいすを作りました。
どうぞのいすは小高い山のてっぺんに、どうぞのいすと書いたたてふだと一緒に置いておくことにしました。
すると、そこに最初やってきたロバさんがどうぞならば遠慮なくとイスにカゴいっぱいに入れたどんぐりを置いて、近くの木でお昼寝を始めました。
そこからは、優しさのリレーのはじまりです。
どうぞのいすの上のどんぐりのかごを見つけたくまさんは、
どうぞならば遠慮なくと
どんぐりをもらってしまいます。
けれど、
からっぽにしてしまってはあとの人にお気の毒と
自分の持っていたはちみつを置いて帰ることにしたのです。
次から次へと変わっていく贈り物たち。
ロバさんが目覚めた時に、
どうぞのいすを見た時の
一言がとっても可愛いですよ。
優しいイラストに優しい物語、
ずーつと読み継いで行きたい絵本です。