この”いちごです”は、一家に一冊必需品です。もし、イチゴが大好きであればという但し書きつきですが。私の家は必需品です。何を隠そうこの私がその“苺好き”なのですから。この本は苺好きの人間の”つぼ”を押さえています。苺好きの心をわしずかみにして、決して話しません。この本はもともと娘に読み聞かせをするために選んだ本ですが私自身のものとなりました。イチゴは季節外れだと高いので、手が出ません。でも、川端さんのこの本なら苺が食べたいと思ったその瞬間本を開けばパフェ、ケーキ、アイスクリームなどあらゆる”いちご”を味わえます。私も川端さんと一緒でイチゴには牛乳をかけて食べるのが一番だと思います。とにかく近くにおいてすぐに手に取りたい本です。文章は単純ですが、といかく”いちご”が美味しそうなのです。私は娘に読み聞かせるふりをして実は自分が楽しんでいます。私のお気に入りなのでつい何度も読んでしまいます。読むというよりも眺めてしまいます。私の勝手な推測ですがきっと作者もいちご大好きな人だと思います。この本ほど苺を食べたくなる本を私は知りません。いちご大好きな方すごくお勧めです。