これは!なんというかものすごいお話が絵本になっているな。というのが第一印象でした。
決して悪い内容ではないし、こみねゆらさんの絵も素敵でした。
ただ、「交通事故」に合った女の子の『心のケア』をテーマにしているところに驚きました。
(もともと児童書の作品を絵本にしたからでしょうか?児童書でなら、こういったテーマの本もいくつかありますものね〜)
私を気遣う“ようくん”の優しさがよかったです。
後半の月夜の出来事のシーンも幻想的で素敵でした。
こちらの勝手な想像ですが、こみねさんはこの「月夜に魚と子どもたちが空を飛んでいるシーン」が描きたくて、この作品を絵本にしたんじゃないかなぁと、思いました。
小学校の中学年以上のお子さんたちにお薦めします。