図書館で、絵に魅かれて手にしました。
内容はどうかなと読んでみると、いすが逃げておばあさんが追いかけるというお話。
でも、徐々におばあさんが昔からこのいすに腰をかけて
赤ちゃんにおっぱいを飲ませたり、編み物をしたり…。
一生懸命育てた子供も巣立ち、夫がなくなり…。
長い歴史をこのおばあさんはこのいすと過ごしてきたんだなあと
思うと、なんとも切なくて。
我が家にも、私が小学4年のときに買ってもらった少しおしゃれな
いすがあります。
この本を読んで、いすにこの本のように顔があるように思えて、
これからも大事にしていこうと改めて思いました。
子供にはまだまだすべてを理解することは難しいですが、
もう少し大きくなってから読むと、
今とは違う何かを感じてくれると思います。