幸せの絵本シリーズ、全部持っています。
1冊目が出版された時は絵本の紹介本的なものがめずらしい時で、中も確認せずに買いました。
それから、ムックや雑誌などで絵本ガイドのようなものが出版されるたびにいろいろ買いました。それらと比べると、絵本自体の情報が少なく、ジャンルもはっきりしないし、価格も高いし・・・と、ちょっとはずれかな?と思ったこともあったのです。
あれから、数年。結局私が大事にしているのは幸せの絵本シリーズです。
何がいいのか考えてみました。
まずは見かけですが、表紙の絵、サイズ感が良いというところ。
寺田順三さんのイラストが品があり、絵本フリークでない人からも受けも良いし、紙質も良く、サイズも大きすぎず高級感がある。
知り合いに「こんな絵本のガイドブックがある」と自信を持って紹介できる。あまり絵本に興味ない感じの人も、このオシャレな本を勧められたら無下に断れない。
つぎに、レビューをもとに手に取らないジャンルに挑戦できるというところ。
私はナンセンス好きなので実はあまり好みの本は紹介されていない。
でも、この本をこよなく愛する人の熱烈なレビューを読むうちに
「そんなに勧めるなら、まあ読んでみようか。」という気持ちになり本を手に取ることがある。
他のガイドブックの紹介文は表面的なものが多いので、基本的にそういう気持ちになることはない。
自分は好みでなくても、子供が気にいったりすることがあるので、「この本、すごいじゃん。」と思う。
最後に、初めて自分のレビューがのったということ。
私は、1回読んだだけや自分だけがささっと読んだだけの本にはレビューしません。
できるだけ買って家にある本で、それなりに子供の反応が良くも悪くも得られてから正直にレビューすることを心がけています。
今回、掲載していただいた本は我が家では特に思い入れがあり、とても大切に思っている本でした。
私のレビューを見て、絵本ナビさんが大きな思い入れを感じとって掲載してくださったということがとてもうれしかったです。
子供も、私がレビューを書いてるなんて知らなかったから、自分のことのように喜んでくれました。
きっと、他にレビューが掲載された方の気持ちも私と同様だと思うと、この本は本当にそれぞれの絵本に対する様々な思いが凝縮された「幸せの絵本」なんだなあと改めて感じています。
また、宣伝とかではなく、みんなの本当の気持ちがたくさん入っている誠実な本だと思うので、おすすめしたいと思います。