お昼寝をしている、たこの8ちゃん。
するとだれかが「ひるねばかりしていないで、でかけた、でかけた」と誘います。「いいことがある」と言うのです。
すると、出会ったのはカニ。力比べ大会があるといいます。そして、8ちゃんの好きな?桜貝のさくらさんも来ているよと。さくらさんにいいところを見せようとがんばった8ちゃんですが、残念ながら惨敗。「ぼくには、ほねが ないからなあ」。さくらさんにかっこいいところを見せることもできず、「いいことがあるなんて・・・、うそつき!」と海に向かって小石を投げようとすると。
8ちゃんの隣には、さくらさんが。
「まあ、きれいなおつきさま」
きっと、これが誰かの言ってた、とってもいいこと。
大切な誰かと一緒に、きれいな月を見る、そんな何気ない、小さなことですが、とってもとっても、いいことなのでしょう。
そして、8ちゃんが気付いたことがもう2つ。
一つ目は、「でかけると いいことがある」と教えてくれたのが、だれかが。
二つ目は、一番ちからもちなのがだれか。
とってもいいことを探すと言うテーマと、一番の力持ちは誰かという二つのテーマにそって展開される、内田&荒井ワールド。伝えたいことが多すぎて、少しわかりにくいような気がしたのが残念でした。
一番の力持ちは誰か、これはまた違うお話で改めて読みことができると、8ちゃんのように、深く思いをはせることができるのに・・・。