作品は「止場学園」(障害児の学園)のリーダーである福井さんが文を書き、止場学園の子ども達絵を描いているしり-図の1冊で、原作はパキスタンの昔話です。
後書きで福井さんも書いていますが、この話は日本の「姥捨て山」の昔話とよく似ています。
でも、民族的な文化の違いからくる会話のやり取りはやや違いました。
わかりやすくて、はっきりとした絵本です。
後書きを読むと、パキスタンの昔話を知るということ以外に、「止場学園」のことや、パキスタンの人たちの家族への想いなども知ることができます。
表紙絵の模様は「止場学園」の子どもたちが、パキスタンの人たちとの交流した時に見た着物などを再現したのでしょうか?
すごく民族的な模様が丁寧に描かれています。