女の子が七五三を迎えるにあたり、「とおりゃんせ」の歌詞にあるように、天神様にお札をおさめる冒険に
出かけるお話です。とはいえ、行きはよいよい帰りは怖い〜と歌詞にあるような、暗くて怖い感じは一切なく、
明るいタッチの絵に、日本のアレコレがビッシリと、愛らしく描かれています。愛らしくがポイント!
七五三やお札をはじめ、日本昔話の登場人物や、暦、十二支など、日本ならではのものが、すべてギュギュっと
盛り込まれていて、ページの隅から隅まで眺めて楽しむことができます。
日本の伝統を知るうえで、最初に一歩となるような、子どもにはもちろん、大人にも読みごたえ(見ごたえ)の
ある、おすすめの絵本です。