はずかしがりやさんのミリアムは、声をかけられただけで顔がまっかになってしまう女の子。
先生にあてられても、パン屋のおねえさんにキャンデイーをもらっても、近所の子が遊びに来ても、何もいえず顔を赤くし固まっちゃっています。
おまけにクラスでは、「トマトっこ」なんてあだ名までつけられて。
そんなミリアムに、ぐっすり眠れないような大きな問題が起ります。
なんと、授業中に自分の覚えた詩をみんなの前で発表しなければならないんです。
足はマッチ棒のように硬くなり、心臓ははじけそうなくらいバクバクし、緊張がマックス状態の真っ赤な顔のミリアムに、クラスメイトからからかいの声が飛んで来て、・・・。
このあとの先生の一喝が、とても説得力がありました。
ミリアムの暗誦した詩が素敵でした。
そして、この後のクラスメイトの反応にウルっとしてしまいました。
この日からミリアムは少しずつ変わって行くんでしょうね。
子どもたちの小さな背中を大きな温かい手で、そっと後押しできるって凄いことなんだなって改めて思いました。
大人たちが思っている以上に、子どもたちの大きな変化(成長)に影響を与えていることがあるのかも知れません。
だから、大人は子どもと真っ直ぐ向き合わなきゃって思います。