地獄を舞台にした落語のようなお話です。
地獄の閻魔は、人知れず、母を恋焦がれていたのです。
そこへ、母と見まがう老女が審判に現れての騒動です。
意地悪婆の典型のようなこの老女、自ら悪さを流暢にまくし立てます。
そこで、本心は助けたい閻魔が苦悶するわけです。
助け舟は阿弥陀様。
舌を出す姿がヒント、なのですね。
二枚舌って、あまりよく知らなかったので、思わず調べてしまいました。
地獄の様子、お盆に死者が帰る、二枚舌という言葉の意味を分かっていないと、オチはわかりにくいです。
それだけに、いい学びの機会となるかもしれませんね。