園時代の息子は、プールに入るのがいや、牛乳が飲めないから園に行きたくないと、ほろほろと涙を流す子どもでした。
そのたびに気持ちを聞いて落ちつけたり、促したりして園に行かせていたことを思い出しました。
小学校へ入ってからは、肩におかあさんが小さくなって肩についているから大丈夫よと言って送りだしたことも。
子どもが育っていくうちに必要なもの、時間と見守りと。
そんなことが凝縮されているような絵本で、読むと大人の方がうるっとしてしまうかも。
松成さんの絵が、主人公の男の子の成長ぶりを見事に描いているなあって思います。
時期的には、卒園の時期に、親の方が泣いてしまうかもしれません。