病気と闘うお母さんにとって、一番の薬は「可愛い我が子」。
優しく温かいパスエル調のイラストで物語が描かれています。
この物語は作者の義母(夫の母)ががんの告知を受けた後に書いたのだそうです。
身内や身近な人が重い病気の宣告を受けると、周りはどうしていいかわかりません。せめて当事者の痛みや苦しみが和らげるようにと、祈らずにはいられません。
そんな思いがいっぱい詰まった作品でした。
小さなお子さんにはわかりにくい部分もあるかと思いますが、
長期入院をしているお子さんたちとか、身内に重い病気を宣告されたとかいうお子さんたちのことろに届けてあげたいなと、思いました。