上の子と一緒に読んでいるシリーズですが、最近では私の方が先が知りたくてウズウズしています。
上の子は3巻あたりから「人物が多くなって読むたびに混乱する」と、ぶつぶつ言ってます。
外国作品などにもよくありますが、登場人物が多くなって困ったときは、私はあまり細かい名前や性格は覚えないで、頭の中で大まかなグループに分けて判別するようにしています。
(作者にはいろいろ想うところあって、登場人物が増えてくるのだと思いますが、こうすると意外と先に読み進みやすいんですよ〜)
さて、4巻で物語はいよいよ佳境へ″と、出版社からの説明書きがあったので、5巻で終わるのかと思いきやまだまだ終わりませんでした。
この間で、泉水子は改めてというか、初めて自分が『姫神』を宿す者だということを理解します。
一方高校に入ってから仲良くなった宗田きょうだいにも、『姫神』を守るように一方的に父(隠密の山伏)に言われた「相楽深行」にも、それぞれの心の変化と新しい未来に向かって歩き出さなければいけない出来事が起きてきます。
世界遺産″に選ばれるのは誰か、泉水子がこれからどうなるのか、そしてこの物語は次巻の6巻でラストを迎えるのか!?
まだまだ先が気になります。
不思議なものが好きな人、ファンタジーが好きな人にもお薦めできるシリーズです。後、学園ものが好きな中高生にもお薦めできます。
子ども向けの話と枠づけせずに読み出すと、想像していた以上に楽しい世界に導いてもらえるかもしれません。
荻原さんの文章はとても読みやすかったです。