小学校での読み聞かせに困ったら光村の棚へ行きます。
12月だし、クリスマスもしくは冬、お正月でもいいなあと思って見つけたのがこの本でした。
出稼ぎに行っていたお父さんが帰って来る、そう言えば出稼ぎという言葉も最近聞かなくなったなあと読んでいて思いました。
表紙では家族三人が子どもを囲んで一つのお布団で寝る様子が描かれていて、それだけでも家族のぬくもりと暖かさを感じます。
女の子の服の赤、町で見られるちょうちんの赤が随所で見られて、寒い冬の季節のお話ですが、お祝いのはなやぎとにぎわいが感じられます。あとがきでは赤はお祝いの色ということが書かれていました。
タンユエンを作って食べる場面は、中国のお正月ならではの風習が。
市井の人の暮らしがこんな風に絵本でわかるのがいいなあと思いました。絵もとてもきれいです。