デイジーがはなをほじくっているサイケデリックな表紙から、デイジーがまた何かやらかしてくれるんだなと期待がふくらみます。
「だめだめ、デイジー」とママにいわれるたびに、「だって、ままだって!」とデイジーがいいかえすのです。
「いつ?」とママがきいても、いつだったのか答えられてしまうので、ママも立場がありません。
考えてみれば、自分が子どものときにも、大人だってしているじゃないか、と思うことがあっても、我慢していたときが多かったように思います。今の子どもたちもそうじゃないでしょうか。
だから、率直に思ったことを口にできるデイジーの姿を見ていると、あんな風に親に言ったって構わないんだ、と思い、ちょっと曇っていた心も晴れやかになっていくかもしれませんね。
そうなると、親も対抗策を考えなければいけませんが、デイジーのママのようにユーモアで切り返せると良いなと思います。