お寺のコブシの木の枝で始まるヒヨドリのピピの成長記録が記されています。私は、ピピのことも勿論ハラハラドキドキでしたが、コブシの木の花が画かれていないかも気にしてました。どの世界でも生きていくのが大変なんだと思いました。ピピの自分だけ兄弟より遅れていることで焦ったと思うし、危険なことに遭遇したけれど、逞しく成長したと思いました。遠くにいてもピピの呼び声を聞きつけて助けにきてくれたお父さんに感動したし、「ピーヨッ!」と遠くで鋭い声がおとうさんだとわかるピピにも親子の情愛を感じました。降矢ななさんの絵が素晴しかったです!ヒヨドリの目の画き方が最高によかったです。