挿絵が印象深かった「ゆきのひ」と同じ作者の本なので手に取ってみました。
ピーターは最近お兄ちゃんになり、自分が小さい頃使っていた持ち物が、妹用にどんどんピンク色に塗られてしまいます。納得できないピーターだったけれど、自分が使っていた小さいいすに座ろうとして座れず、初めて自分が大きくなっていたことに気づき、そのいすを自ら妹のためにピンクに塗ってあげます。
娘は自分も通って来た道なので、その気持ちがよくわかるようで、読み終わると「あーちゃんもユウ君(弟)にベッド(ベビーベッド)あげたんだよね、だからあーちゃんはこっち(大きいベッド)に寝るんだよ」とか、小さくなったパジャマとか、弟に譲ったものを指差して教えてくれました。
ピーターも娘も、お兄ちゃん,お姉ちゃんになったね。譲れるというのは素晴らしいこと!だと思います。