たまたま本屋さんで見かけたので読んでみました。
京極夏彦さん作ということと、絵のタッチから
怖い系の絵本かなぁとは想像できたのですが…。
そこはかとなく醸し出される田舎の家特有の
何とも言えない不気味感が上手く表現されています。
文と絵が絶妙なバランスで
怖さを互いに助長しあっているというか。
途中から、意味がわからなくなって
何を意味しているんだろう…
なんて思っていましたが…
最後のページを見て思わず声をあげてしまいました。
いやぁ、これは怖い。
気持ち悪い。
意味がわからない。
おそらく、これは子どもに読むのは
とても難しいと思います。
小学高学年とかでも怖がる子もいるかも。
大人でも怖かったですし。
自然学校とかに行った時とか夜に
子どもたちを集めて
これを読み聞かせると
大人は楽しいだろうなぁなんて思ったり。
でも、これのせいで
夜なかなか眠れない子もでてきそう…。
読む相手を選ぶ本だとは思いますが
今まで読んだ絵本の中では
かなり怖い絵本だと思います。
そういう意味では自信を持って怖かったと言えるけれど
読み聞かせとなると、難しいのかなぁとも思います。