題名がおもしろかったので借りました。百人のお父さんってすごいインパクトがあります。
入れた物が百倍になるという瓶を若い夫婦が持っています。それを奪ってきた欲深な地主。中国の民話ですが、欲深な者が出てくるのは日本でもよくあるパターン。でも、中国ならではスケールが大きいです。
息子に「お父さんが百人いたらどうする?」と聞いたら「いびきがうるさいよ」と言いました。息子は「お母さんが百人いたら、ご飯つくらんでもいいからいいじゃん」と。私が「子どもが百人いたらうるさいよね。すぐに『ちょっと来て』って言われて」と。
親子でいろいろな「○○が百人いたら」を出し合って、楽しかったです。
おもしろかったのは、お父さんが庭でも屋敷でもひしめきあっている場面でした。あのお父さんたちは一体その後どうなってしまったのかな?と気になりましたが、ものすごく余韻がある本です。