路線バスのばすくんはお客さんを乗せて毎日走っています。
ある日、新しいバスがやってきて古いばすくんは山奥へ…
ばすくんの気持ちを思うとかわいそうで仕方がなかったです。
毎日毎日人のために頑張っていたのに使えなくなるとためらいもなく捨てられてしまうなんて…
人間の身勝手さが痛く感じるお話でした。
ずっと一人ぼっちで、いつお迎えにくるのかこないのかわからないまま待つってどれほど辛いものだろう。
想像を絶するほどの淋しい気持ちや悲しい気持ちでいっぱいでしょうね・・・。
どんな結末になるのか最後の方まで想像できなかったけれど、ばすくんにとって少しは淋しさを紛らす事はできてもハッピーエンドではないんじゃないかな。
ツルに巻かれ長い間放置されていた姿のばすくんは笑っているけど、読んでる方は素直に笑えなかったです。
話を聞いていた子供たちも悲しい顔をしていました。