「わるいことがしたい」
この言葉を発するのは、とても意識的なこと。
悪いことをしたくてするのではなく、したことが許されない事だったというのが本来。
「わるいことがしたい」という裏側には精神的なストレスからの解放志望があるのではないか。
悪いことをした、それで満足できなければもっと悪いことをしたくなる。
沢木さんは、「それでは元通りにしてみよう」と教育的ですが、大丈夫かな?
だって、子どもの「悪いことしたい」願望は止まるところを知らないのです。
子どもたちのカタルシスに役立てば良いのですが、ちょっと危険な絵本だと思いました。