静岡はめったに雪は降りません。積もるなんて・・ほとんど経験なし。そんな地域でも、子どもたちの心をしっかり捉えてくれました。
この絵本の世界は、雪のすばらしさをきれいな絵で表現して、子どもだったらこんなことをしたいだろうなと視点から、見事に展開しているように思いました。
1月の配本は、年中はこの本でした。クラスの先生も読み聞かせをしました。家庭に持ち帰って、お母さんにも読んでもらったHちゃんは、「こういうのを作りたい。」と家で話していたそうです。それから、園庭の砂場が、今まで見たこともないような高い山、深い穴、大きなトンネル、砂は水で固められそこもシャベルでぺんぺんしながらより固めていく丹念な仕事ぶりでした。もちろん一人でやったのではなく、クラスの子どもたちが意気投合して、途中は他クラスの子も加わり、ゆきがふったらの世界を砂場で共有していました。
この遊びは3日間続いていました。
砂は、子どもの心の中では、雪色となっていたと思います。
絵本が子どもの心をしっかりとつかんで、生活を豊かにしていることも実感したできごとでした。
今回は、絵本はすばらしい・・だけどその世界を自分たち流にひろげていった子どもたちはもっとすばらしいと思いました。こどもってすごい!!