「チビねずくんのながーいよる」を読んでからというもの、
息子はチビねずくんにたいそう惹かれているようです。
いきつけの本屋さんで平積みされているのを見ると、「チビねずくんだ!ねえ、おかあさん、チビねずくんだよー」と毎回同じことを繰り返します。
あの、今月、もうすでに、ン冊絵本を購入しているので、来月にしてほしいんですが…
しょうがないので、緊急措置として、図書館で借りてくることにしました。
クリスマスの用意をする、チビねずくんと、オオねずくん。
チビねずくんは、ひいらぎを探しに外へでます。
そこで、いくつもの驚くべきものに出会います。
ちぎれてくる空、水の中のへんてこな生き物、追いかけてくる透明怪獣、白い大きな白ねずみ怪獣。
あわてふためくチビねずくん、本当に可愛いです。
親視点から見ると、「空がちぎれてくるなんて、雪だるまを知らないなんて、ありえないだろ、そりゃ」なんですが、
子どもは、「ちがうんだよ、ねー」ととても得意そうです。
いつもながら、絵がとても可愛らしく、丁寧に描かれていて、
息子はこの世界にどっぷりと入り込んで、楽しんだようです。
ただ、最後に息子は「サンタこなかったねー」と残念そうに言いました。
「こ、これから来るんじゃない?」とあわててフォローしたのですが…。
どうやら、うちの子どもにとって、クリスマスにサンタはかかせないようです。