一人の女の子が、誰かのためにクリスマスプレゼントを探しに町にいきますが、いつの間にか暗くて寂しい12月通りに迷い込みます。
そこに、たくさんのおもちゃがある店がありますが、一人のお爺さんがそのおもちゃを全部買いしめてしまいます。このお爺さんの正体は最後まで明かされませんが、子供は「このお爺さんサンタクロースだよね。」と言っていました。
女の子はがっかりして家に帰ろうとすると、空から何かがふわりと落ちてきます。それこそが、女の子が探していたプレゼントだったのです。
とても、柔らかで繊細なタッチの絵が、優しいお話とピッタリです。
日本では、クリスマスというと、プレゼントがもらえる日のようになっていますが、どのプレゼントにも、選んだ人の心がこもっていることを、忘れないでほしいと思います。
クリスマスの夜、暖かい部屋で読みたい本です。