ちょっと前に娘のクラスでは「アイマスクをして歩いたり
アイマスクをしてボールゲームをする」という学習があった
そうです。実際に目を覆うことによって「目が見えないヒト」
の状態に近づき、どういうことなのか、というのを体感する
授業だったようです。
実際にやってみて「こんなにも大変なことなのか」ということを
肌で感じ取ることができたそうです。頭では理解していても、
ほんとのほんとはどうなのだろう?っていうのは、体で経験して
みないと、なかなかわからないですものね。
この絵本の主人公は耳がよく聞こえない女の子、ローラ。
目が見えないヒト同様に、耳が聞こえない、というのも、やっぱり
そうでないヒトにしてみればなかなかわからないことだのだなあと
思いました。ローラが何度も聞き返してしまうこと、怒ったり
してしまうこと、など、耳が聞こえないゆえのことで・・
コミュニケーションを上手にとりたくとも、うまくいかなかったり。
ローラは補聴器をつけることになり、やっと快適に暮らせるように
なり、よかったなあって思いました。補聴器も、ただ「聞こえる」
だけでなく、細かな調節ができるのですね。力強い味方です。