素敵な絵なので思わず手に取ったのですが、
内容も絵に負けずとても深く、素敵なお話でした。
雲から少しずつ糸をつむいて布を作っている少年。
「必用なだけつむいで、作る」というモットーの元に生活しているところに、わがままな王様が現れます。
王様用のものを作ってるうちに、雨が降らなくなってしまいます。
少年とお姫様の取った行動は・・・読んでのお楽しみです。
「必要なだけ」というキーワード、今の時代の人々の生活への警句ですよね。読みながら普段の生活を考えさせられました。
愚話風のストーリーが説教臭くなく、これからを生きるのに大事なことを伝えてくれてると思います。
子供のお気に入りのナンセンス絵本ではないけれど、購入して手元に置いておこうと思いました。