可愛くて小さな野鳥の雛。
道端でうずくまっていたら、「これは大変!」と手を差しのべたくなります。
でもそれは、必ずしも野生動物を救うことにはならないということ。
今年たまたま、身近でそういう出来事があって、私は元の場所に還すように促しました。
あの時、何故還すように促したのか、娘にきちんと理解してほしくて、この本を選びました。
人間の手で一度保護してしまうと、野生に還すのが難しくなります。
たとえ命を長らえることができても、その動物の本当の幸せには繋がらないということ。
最後のQ&Aで、野生の雛のくらしを解説しています。
人間の目線ではなく、野鳥のきもちに耳を傾ける機会になると思える一冊でした。