エーミルったら、ほんとうにいたずらっ子で、
だけどその天真爛漫さがなんとも可愛くって、
読みながら何度も笑ってしまいました。
あとあがきによると
エーミルのモデルは、作者リンドグレーンのお父さんなのだそうです。
このお父さんがとっても愛情深く、愉快でお話し好きで、
リンドグレーンが子どもの頃
いつもお父さんが、自分の子どもの頃のいたずらや思いつきを
面白おかしく話してくれていたとのこと。
エーミルのような子が実在していたなんて、
ますます親しみがわきますね。
対象年齢小学2・3年生以上となっています。
岩波少年文庫で「小2」も対象になっている本があるんですね!
確かに、挿絵も多く、漢字には殆どフリ仮名がふってあるので
朝読に良いかもしれません。
読んであげるのなら、もっと小さな子でも十分楽しめると思います。
いたずらっ子だけれど、
おかあさんにたっぷり愛されているエーミル。
きっとそれぞれの子が、そんなエーミルに自分の姿を重ね合わせて
楽しく安心して読んでもらえることと思います。