胴がとーっても長いナガナガくん。
自分のしっぽは見えないし、犬小屋からはいつもはみだしちゃう。
仲間のダックスフントからは馬鹿にされるけど、でも飼い主のおばさんはとても可愛がってくれています。
雨に濡れないように、うっかりドアにはさまないように、大事に大事にしているのです。
この二人の仲むつまじく暮らす様子が、とってもユーモラスで温かく描かれています。
ともすると悲観的になっちゃいそうなシチュエーションですが、ナガナガくんはとっても前向きに楽しんでいるのが素敵。
途中の家出するくだりはちょっと納得いかない部分もありますが、二人の愛をたっぷり見せつけられて、あったかい気持ちになれる絵本です。