今年は、私の住んでいる土地では、あまりセミが鳴きませんでした。
木が少ないせいなのか、本格的に暑くなるのがちょっと遅かったせいのか…
それでは、田舎で虫取りに、と思って行ってみたけれど、
なんと、田舎の山は、マムシが出るので出入り禁止に。
私が小さい頃は、セミの抜け殻は道でごろごろしているし、
クワガタもノンキに道を歩いているし、
鳴くセミに対抗して、「うるさあああああーい!!」などと友達と喚いたものだったのですが…
そこで、この絵本を読んでみました。
まず、絵がとっても可愛い。
虫があまり得意でない息子にとって(絵本やなんかの2Dの虫は結構好き。3Dになるととたんに逃げ回ります)
親しみやすくてよかったようです。
そして、「せみのたね」という、この発想!!
これがものすごくおかしくて、私も笑ってしまいました。
なっちがセミの誕生を待っているシーンも、面白く、大変微笑ましく描かれています。
そして、あのシーン。
「こんにちは」なんて…
かあわいい〜!!!
セミを可愛いなんて思ったのは、私、生まれて初めてではないでしょうか?
それにしても、なっちのブローチは素敵です。
うちの息子なら、顔をこわばらせそうですが。