幼稚園で泣いてばかりいるみゆきちゃんの成長ストーリーです。
長男がこの春入園し、毎朝泣いて通っていたので、図書館で探してきました。
とにかくこの幼稚園は素晴らしく自然に満ち溢れていて、驚きました。
ターザンごっこのできる林があり、雪が降ればそり遊びができる運動場、おとまり会にはドラム缶風呂まで出てきます。
こんな幼稚園が近くにあったら、絶対通わせるのに。
そして泣いてばかりのみゆきちゃんですが、うさぎさんとの出会いが、少しずつ変わるきっかけになったようです。
知らず知らずのうちに溶け込み、最後には、入園したての泣いてる子に「お姉さん風」を吹かせるまでに成長します。
その過程は、これといった「我慢」も「努力」もないんです。
ただ、「きっかけ」をうさぎさんにもらっただけ。
長男は、1ヶ月しか通っていない自分の幼稚園と、この本の幼稚園とはかけ離れていて、半信半疑の様子でしたが、最後にみゆきちゃんが「ようちえんはこわくないわよ」と言っているのを聞いてうなづいていました。
今も時々泣いて通う長男。
この子にも、何か「きっかけ」が見つかるといいなと思った絵本でした。