江戸時代中期、上方で生まれ、
少し遅れて 江戸でも出来た「いろはかるた」。
「い」から始まる48枚の札に
ことわざや生活の知恵が込められたものです。
それを、作者の長谷川 義史さんが面白くモジって
似て非なる かるたを遊び感覚で提案したのが、この絵本です。
私たち親子の大ウケ大賞 第3位は…
※(元)が元来の諺で(案)が長谷川さんの提案
「け」(元)芸は身を助ける
(特技があれば いざという時に助けになること)
(案)けいは みぃを たすける
(ピンクレディーの2人のように
仲間は お互いに助け合おう、ということ)
続いて、大ウケ大賞 第2位!
「む」 (元)無理が通れば道理がひっこむ
(間違ったことも強引に押し通せば通ってしまうこと)
(案)むかでが通れば ぞうり ひっこむ
(足のそばをムカデが通れば
ビックリして足を引っ込めるということ)
そして…栄えある?大ウケ大賞 第1位!!
「く」 (元)くさいものにふた
(みっともないことは隠してしまおうということ)
(案)くさいあしに ふらっ
(足の臭さに気付いて身の回りも清潔にしよう、の意)
小学生くらいの、諺を聞いて意味が理解できる年齢になってからのほうが
さらに楽しめると思います。
1ページあたりの文字数はそれほど多くないけれど、
ページ数が割とあるので、残念ながら読み聞かせには不向きかもしれません。