我が家では子どもたちと絵本を楽しむのは、もっぱら私(ママ)なのですが、パパが「このおはなし、小さい頃好きだった」と言うので、「たまにはパパに読んでもらったら?」ということになりました。
すると、なんだかいい感じ。和尚さんのひょうひょうとした雰囲気や、こぞうのおびえた声、そしてやまんばの恐ろしい表情が、パパのちょっと低い声にぴたりとハマりました。普段は恐がりではない5歳の次女も、あまりに臨場感に恐怖を感じたのか、パパの背中に隠れて、恐る恐る絵本を覗いていました。
そして、最後にまめつぶになったやまんばを和尚さんがぱくっとしてしまうラストシーンでは、一瞬しーんとなったの後、みんなで安堵の笑み。1冊の本を家族みんなで楽しむことができたのがうれしかったです。
昔話は、やっぱり独りで読むよりも、人に読んでもらうとより楽しいです。子どもたちと一緒に、私もパパの読み語る「さんまいのおふだ」のファンになったので、これから昔話をたくさん読んでとリクエストしようと思います。