一人っ子の男の子、健太が弟が欲しいからと弟ロボットをレンタルするおはなし。
弟ロボット、いつでも返品可能、でも回りの人たちにロボットだと知られてはいけません。
ロボットから特殊な電波が出るので、回りの人たちは問題なくロボットを健太の弟と認識します(両親までも!)
人間と言うのはないものねだりで、兄弟がいれば、いない方が良いと言い、いなければ欲しいというもの。
兄弟が欲しくて欲しくて、弟ロボットをレンタルするほどだから可愛がるかと思いきや、最初のうちだけで次第に我慢できなくなり、気に入らないことがあるたび「お店に返すぞ」と脅す始末。
途中は事あるごとに「お兄ちゃんなんだから」と言う両親に、親として気になる部分もありましたが・・・最後は切なくて泣きそうになりました。
一人っ子も兄弟が疎ましい子も、そして親も読む価値ありです。