パパとママとぼくと妹の4人家族が舞台。
ぼくが、犬のように振舞うシーンから始まります。
そして犬のように振舞うシーンが延々と続きます。
気になるのは、日本語訳のためなのかどうか分かりませんが、ママが妹を「ロージー」と呼び、ぼくのことを「あんた」と呼んでいること。
あんたって呼ばれて、愛情を感じることのできる子供っているのでしょうか?
何かのメッセージだと思うのですが、一寸理解に及びません。
また、犬の真似をするシーンがずっと続くものだから、正直言って読んでいるのが苦痛です。
最後は、犬を飼ってもらうことになって、ぼくは人間に戻るのですが、果たして両親の愛情を確認したかったのか?それとも犬が欲しかったのか?汲み取ることが出来ませんでした。
絵本なのですから、読者によって様々な考えをもたせるのではなく、分かり易く伝えたいことを感じさせることが肝要なのではないかと思います。
最後まで作り手の意図が理解できず残念でした。