お母さん犬から9ひきの子犬が生まれ
最後に生まれたこいぬのぼくはいわゆる“みそっかす”
9ひきの中でなんでもできるようになることが一番遅い。
あるひぼくたち兄弟は飼い主に売られることになって
ぼくは買われたいばっかりにアピールするんだけど
なんでか嫌われちゃう。
兄弟たちはどんどんぼくを差し置いて買われて行ってしまった。
だけどとうとうぼくもある男の子に飼われることになったんだよ。
この子犬の“ぼく”は兄弟の中では
“さいご”かもしれないけれどちょっと違う角度で見れば
“さいしょ”になれる。
一つところにこだわっていないで広く見回してごらん。
見方を変えればいろんなことが見えてくるよ。
そういうメッセージがひしひしと伝わってくるラストに
ジーンとしてしまいました。