話を知っているかは別として、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう、このタイトル。もちろん、元々は日本の民話です。
その“ねたろう”に英訳されたのが、『THE BOY OF THE THREE-YEAR NAP』、この本の原作です。
それが、またまた和訳されたという、なんともややこしい本です。
この本、絵がすごく素敵☆繊細で美しくて、どこか舶来の香がします。
いい意味で、外国人だからこそ、より忠実に丁寧に描かれたという印象を受けました。
本文もなかなか面白いです。
ねたろうの策略に便乗する 母親のしたたかなキャラが、すごくユニーク♪
すごく個性的な“ねたろう”ですが、まったく違和感を感じません。
著者はふたりとも日本で過ごしたことがあると知り、納得。
といっても、実はわたし自身、『さんねんねたろう』を読むのは初めてなんですけど・・・。
でも、この本を読んだことによって、日本人作家のものも読んでみたいなって思いました。