夢って、何でしょう? 見たの?見なかったの?
本当なの?とウソなの?との間を、ふわふわするだけで、
知らぬ間に記憶のなかから霞んでなくなってしまう、不思議です。
「ゆめたまご」はそんな不思議を包んで、目の前で見せてくれます、
手品みたいに。あぁ、夢を手にとれるなんて、ウソみたい。
願いを叶える方法、「ゆめたまご」を育むことができない悲しさ、
偶然にもたまごに芽が出たそのときの驚き、
大事に大事に育てそして、花いっぱいに咲き誇ったときの嬉しさ。
主人公このみの心の動きを、作者たかのももの奥深い色彩が、
幻想のカタチにかえてページいっぱいに広がります。
赤と黒のチェックが、不思議の世界への入り口。
でもその前に、ちょっと怖い夢、見なきゃいけないんです。
ど、どうしよう、もも画伯。続編で何とか・・・。
感謝。