子どもの頃から自分の好きなことがあって、それを叶える努力をし、生涯かけて好きなことに時間を費やすことをした人のおはなしです。
彼女のしてきたことは『チンパンジーたちのために何かをしてあ・げ・る』という行為ではなくて、
自分の大好きな動物(選んだ死後他の対象がたまたまにチンパンジーだっただけで、動物すべてが好き)のために自分がしたかったからした。その結果として、こういう人生を歩んできた。と思えました。
絵本は子どもたちにも分かり易く、端的な文章で描かれていました。
特にジェーンの幼いころのエピソードは、1ページごとにまとめられていて、面白かったです。
読む分には小学校の中学年くらいからでも十分わかる内容だと思いますが、読み聞かせやブックトークなどで紹介するときは、「将来の夢のはなし」とか、「こんな仕事があるよ」みたいなテーマで、小学校高学年以上に使ってみたいと思いました。