ぼくんちのとなりに引っ越してきたひめちゃん。
いつも一人で遊んでるけど、「わたし、一人だってさみしくなんかないし、ぜんぜんへいきなの」だって。
「けらいになるなら、これあげるわ」って差し出されたプリンを、ぼくはつい食べてしまって…?
食べ物の誘惑に負けて家来になってしまったぼくと、プリンで買収するという力技を使う、ちょっと(かなり?)意地っ張りでさびしがりなひめちゃんのコンビ、いい味出してます。
それにしてもひめちゃん、まさにツンデレですかねー(笑)
プリンに負けて『けらい』になるぼくですが、褒められても全然嬉しくない。でも、ひめちゃんだって本当は心から楽しんでいたわけではなかったのかも。
小さいうちって、思ってることと違うことを言ってしまったり、うまく気持ちを表現することができなかったりしますよね。
そんな葛藤をうまく表現したお話だと思います。
ようやく『けらい』じゃなく『ともだち』になった二人。
でもなんとなく、これまでと力関係は変わらないんじゃないかな〜、なんて想像して楽しんでます。