5歳の娘と読みました。
ずいぶん前に「ぺチューニアのうた」を読んだことがあって、
「可愛らしいがちょう」という印象が残っていたぺチューニア。
でもこのクリスマスのお話は、可愛らしさの中にも
女性のたくましさ、力強さが存分に描かれた一冊です。
隣の農家のがちょうのチャールズを好きになってしまったペチューニア。
クリスマスのディナー用に売られてしまう彼を救いだすために、
くるくると頭を働かせては次々と行動に移していくペチューニア。
そう!
女の子はかわいいだけじゃない、
愛する人、愛する家族を守るために
自分のことは二の次に、奮闘する力強さも備わってるんだよ!
というのを、可愛らしい絵とは裏腹に、
力強く宣伝してくれている一冊。
これは5歳の娘にも伝わったかと思います。
仕事に家事に育児に毎日孤高奮闘しているつもりの私の姿に
つい勝手に重ねてしまってちょっとジーン。
最後にはたくさんの子宝に恵まれた二人(二匹?)の絵に
お母さんになってさらに優しくたくましく成長したペシューニアの姿を
感じることができました。
母性 という言葉の奥深さをジーンと感じる一冊です!