6歳の長男が一人で読めそうな本を探していた時、たまたま行った本屋さんで「低学年にお勧め」のコーナーに置いてあり、その古めかしい表紙が気になって読まずにはいられませんでした。
三人姉妹の末っ子のルーシーは、男の子になりたくて仕方ありません。でも近所の男の子たちには、女だからと言って相手にされません。
ところがある日のこと、道で緑色の車を何度も目にし、不審に思ったことからルーシーの冒険が始まります。
その冒険が、なんと近所のお金持ちの家に入った本物の泥棒を捕まえるという本当に本物の冒険なのです。ルーシーは泥棒に気づかれないようにその緑色の車に乗り込んで、泥棒の隠れ家に行き、そこから脱出して海に出て海上警察に保護されるのですから!!
読んでいて本当にハラハラしました。こんなの読んだら子供が危ないことを真似しちゃうんじゃないの?と心配になるほどです。でも自分が子供の頃に読んだとしたら・・・と想像すると、やはり本当の冒険であるだけに面白さもひとしおでしょうね。
最初はルーシーの紹介が長くてちょっと根気がいりますが、読み進めると止まらなくなります。絶版のようですが、お勧めです。