ムーチは大好きなアールに、贈り物をしたかった。
でもアールは何でも持っている。
そうだ、「ナンニモナイ」をあげればいいんだ。
「ナンイモナイ」探しをするアールは、人間の言葉を思い浮かべるのですが、それがちょっと皮肉っぽくて何だか好きです。
テレビをみながら「みたいものは ナンニモナイ」
「することは ナンニモナイ」
「かいたいものは ナンニモナイ」
人間が言うこのような言葉って、否定的でどうしようもないものと思っていたのですが、
実は何にもないことって、こんなに素敵なことだったんだなぁと最後に感動しました。
恋人、家族、友達など大好きな人に贈りたい1冊です。