ドロシー・ロー・ノルトが「子どもが育つ魔法の言葉」の中で書いていた有名な詩を思いだした。有名なあの詩の絵本版といったところでしょうか。
「叱りつけてばかりいると、こどもは自分が悪い子だと思うようになる・・・」
前半は、普通の子だったエドワルドが、大人の否定的な言葉にどんどん悪い方向に進んでいく様子が描かれています。見ていると、ちょっと可哀想です。
後半は、最悪だったエドワルドが、大人の肯定的な言葉かけによって、見違えるような優しい少年に変身し、誰からも愛されていきます。
「褒めてあげれば、こどもは明るい子に育つ」
子供に、というよりも子育て中の親や、やたらと怒ってばかりの先生に読んで、自己反省するところがないかどうか、自分を見つめ直すのによい絵本ではないでしょうか。