あるところにおうさまのおしろが あったとさ で始まる
なんか淡々とした、どこかのどかな「おうさまのおしろ」の日々。
ある日の出来事が、何でもない日常が続いていきます。
風が吹いたり、雷が落ちたり、青い鳥が来たり、
怪獣が来たり、宇宙からお客さまが来たり。
真っ白で赤い旗の立てられた、赤い王冠をかぶった
王さまと、黒い帽子をかぶった家来たち。
でも、そんな日常の先に「あること」が起こってしまいます。
そのあることというのが「せんそう」
短い言葉だけで構成されているからこそ、
子供たちも何かを感じてくれるような気がします。
表紙のにこやかな王さまの姿からは想像できなかったなぁ。